しょうゆ味・カスタム

フツウの毎日

虫、無理

帰宅すると、先日書いた理由で暇をもて余している主人が綺麗に掃除をしていた。感謝してもしきれないくらい嬉しかった。本当のところ情熱キッスと激しい包容をぶちかましてやろうと思ったけれど、そんなことは微塵もなく、老夫婦のような感じで淡々と夕食を食べたのだった。

それから私はゲームをするため自室に行ったのだが、主人は窓を全開で掃除していたのか部屋に凄く大きな蚊のような虫が入ってきていて、角隅で変な動きで飛んでいた。それを見た私は思わず「うわあぁぁぁ!いやぁぁ!」と叫びながら主人の元へ行き、「助けて!蚊みたいのんがおる!大きいのんがプンプン!!」と助けを求めたのだけど、笑って誤魔化されてしまった。もっと色っぽく艶っぽく言えば助けてくれたのだろうか…気になるところではある。残念なことに殺虫剤を切らしてしまい、虫が怖い私は仕留める手段がなく途方に暮れながら再度自室へ戻ったのだけど、大きな蚊みたいな虫は姿を消していて見当たらなくなってしまった。もしかするとタンスの裏やテレビの裏に行ったのかもしれないけれど、怖くて覗き見ることができないでいる。
今、とりあえず大きな蚊みたいな虫がいるであろう部屋で電気を暗くして寝ようとしているのだが、凄く怖い。あと、凄く眠い。眠っている顔に大きな蚊がとまる想像をするだけで、オシッコがだだ漏れしそうなくらい恐ろしいのだけど、どうしても瞼を閉じたくなる衝動に駆られているなんて、矛盾している自分が腹立たしいわ。