しょうゆ味・カスタム

フツウの毎日

おっさん観察日記

主人が唐突に「今、おそ松さんっていうの流行ってんの?」と訊いてきた。とりあえず「そうみたい」と答えると「シェーッ!も出てるん?」と言うので「うん、出てる。チビ太もデカパンも出てる。でも昔のおそ松くんみたいな感じじゃなくて六つ子のほうがメインになってる。六つ子が変なことやってるのが多い。」と話してみたものの、「六つ子のほうがメイン…」って説明した時点でもう主人は興味なさそうな顔をしたので10秒くらいでこの会話が終わってしまった。どうやら「おそ松さん」は主人の心にグッと来なかったらしい。だけど海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」は主人の心にグイグイきているようで話しだしたら止まらない。普段は全くもって寡黙だというのに、「○○の国の○○さんがどうやらこうやら、○○さんの兄弟がどうやらこうやら…」と事細かくゲーム・オブ・スローンズの内容を目をイキイキさせながら教えてくれる。私はそれを聞いていて「登場人物、多いわ…そんで複雑すぎるわ…ああ、分からんわ…」と思いながら段々と目が虚ろになってしまうのだけど、そんな私の状態でもお構いなしなほど矢継ぎ早に教えてくれる。本人は楽しそうで良いのだけれども。
でもまぁ、「おそ松さん」やら他のアニメのことやら、おっさんが1度も観たことがない情報をどこで知るのだろうか。仕事現場に連れて行く下請け会社の人間が主人より一回りも二回りも若い男性たちだと思うので、そこで話を聞いたり見たりするのだろうか。以前に「そんな情報どこで聞いてくんの?」と訊いたことはあったのだけど「うん、ちょっと色々…」と言ったきり話そうとしないので、深追いするまいと思いいつもの如くそこで会話は終わってしまった。
先日も「スマホファイナルファンタジーのゲームがあんの?」とか「グランブルファンタジーって何?」とか私にちょいちょい訊いてくるんだけれど、実はババアもあまり知らんのだよ。