しょうゆ味・カスタム

フツウの毎日

気配を消す特技

休みの主人は一日中眠ってばかりいてあまりにも悲惨だったので、夕方、主人が起きた時に「一緒にスーパーへ行こう」と誘い出し、久しぶりに二人で夕飯の買い物をした。お惣菜コーナーの天ぷら売り場の前を通った時に主人が「あっ、天ぷら食べたい」と言うので、私は右手にトング、左手にパックを取って「どれにすんの?」と言うと、「エベイベー」という返事がきた。そして私は独り言で「えーっと、海老をふたつと…」と話しながら海老をパックに入れて「エベイベーの他にはいらんの?」と尋ねながら振り返ると、そこには主人ではなくスキンヘッドのおっさんが立っていて、思わず「ああっ!?」と言ってしまい、おっさんも悪いことしたと思ったのか、サーっと逃げて行ってしまって謝ることができなかった。
そんな私の恥ずかしい出来事があったのを知ってか知らずか、主人はお惣菜コーナーの向かいにある乳製品コーナーへフラ~っと旅立っていた。主人に「エベイベーって言いながら振り返ったら知らんおっさんが立ってたわ」って言ったら、スゲー笑ってた。悔しい。こんなこと二人で出掛けると多々あるので、まぁ、注意不足の私がどんくさいのだろうなぁと諦めている。