しょうゆ味・カスタム

フツウの毎日

年の瀬

メリークリスマス!

2024年もあと少しで終わり新しい年を迎えますが、年明け早々に飼い犬の手術が控えておりましてブルーな気持ちで年末年始を過ごすことになりそうです。飼い犬の病気は「会陰ヘルニア」*1と診断されまして、手術でしか治らないと先生に言われました。現在飼い犬の肛門の右上側がポコッと出ておりまして、その部分に出来たヘルニア孔を塞いで去勢手術も併せて行うことを説明されました。先生から「去勢手術を行わなければ、今度は左側にも症状が出たり前立腺や膀胱にもヘルニアが出てくる可能性が高いので去勢するのが賢明ですね。」と言われましたので、シュンとなりながら話を受け入れた次第です。

11歳半の飼い犬はいつものように元気です。ポッコリ出てるお尻を気にする素振りや痛がるようなことは全く無い状態でして、ウンコもシッコもしっかり出ているし、よく食べよく眠り、散歩の時は走り回っています。散歩で会う人会う人「ケンちゃんいつも元気やねー。」と言ってくれます。そんな愛犬を見ていると、「若いうちに去勢したほうが良かったのかな…。」と思ったり「いや、去勢してないからこんなに元気なのかも…。」と思ったり、私の頭の中の「去勢推進派」と「未去勢推進派」がバトルしています。一概にどっちが良いなんて考えていないし、どちらにもメリットとデメリットがあることも理解しておりますが、病気を発症するとなるとやはり後悔ばかりが先に残ってしまうんですよね。

愛犬は長生する!来年も良い年になる!あとお金持ちになりたい!
皆さま、良いお年をー!イエアァァ!!

*1:肛門の周囲(会陰部)の筋肉が薄くゆるくなってしまうために、その隙間から臓器や脂肪が飛び出てしまい肛門の周囲の腫れが見られる病気です。筋肉が薄くなってしまう原因に男性ホルモンが関与しているといわれ、未去勢の中高齢の雄の犬で多く発生します。

父の命日

今日は父の命日だ。10年前の11月14日、22時45分頃に息を引き取った。

「あの時からもう10年が経ったのか。」という月並みで少し冷たさを感じさせる感想しか思い浮かばないのだけど、父のことが大好きだから時々父の笑顔を思い出してしまうと、ところかまわず自然と涙が溢れてくる。今も恥ずかしながら涙を流しながらこの文章を入力している。

亡くなってすぐ葬儀屋さんに電話して、そのまま深夜に通夜と告別式の打ち合わせ。悲しむ余裕もなくクタクタの頭で葬儀屋さんの段取りを聞いていたのを思い出す。そして葬儀場とは離れた別の霊安場所に父の亡骸を保管した。本来なら亡骸を自宅に迎えるべきなのだろうけど、実家の狭い階段では棺を旋回することができないので仕方がないが父には我慢してもらった。
翌日、母と弟は準備のため先に葬儀場へ行くことになり、私だけ霊安場所から葬儀場へ向かう父の付添いをすることになった。父を霊安室から送迎車へ移動する時、そのままの棺で車に乗せるのかと思っていたら葬儀屋さんが別の棺を持ってきて父を新しい棺に移す作業を始めたので、私は目も離さずそれを静かに見ていた。

今だから話せるのだけど、移されている父は足の関節がピーンと伸びたままの状態で固まっているので、それがどうも私にはカッチカチの硬い人形にしか見えなくて、もしも葬儀屋さんが誤って父を落としたら砕けてバラバラになっちゃうんじゃないかとまで思ってしまった。亡くなったすぐはまだ人間らしいと言ったら変になるけど、まだ眠っているみたいに感じたのだけれど、半日経っただけで無機質なものになってしまうなんて不思議だなぁと改めて感じた瞬間だった。

あと、葬儀が終わり出棺前に供花を棺に入れたのだけど、たくさん頂いた供花を母がどんどん入れ始めて、どんどんどんどん入れるから親戚のおばちゃんたちや私の主人も負けじとどんどん入れだして最終的には父の顔だけがちょこんと出てるだけの状態になってしまったから、もう私、堪らず笑っちゃったよね。告別式中は泣いて泣いて泣き腫らした顔の状態で「これ、入れすぎやろ!」と爆笑してしまった。今思えば情緒がバグっているな。10年経った今でもそんなことを思い出す。父さん、怒らずに笑ってくれてるかな。