しょうゆ味・カスタム

フツウの毎日

少し早いお盆参り

いつもなら母がうちへ遊びに来て仕送りを渡していたのだけど、今日は自転車に乗って私が実家に遊びに行った。目的は母への仕送りの他に、父のお盆のお供えと今年の5月に亡くなった実家近くに住む伯父さんの初盆のお供えをすることだった。毎年のように母は「父さんのお供え用の果物は腐らしてしまうから落雁だけ買った。」と言う。なので食べるものは買わず、不祝儀袋に入れた現金を渡した。そしたらこれも毎年同じで「こんなことしてくれるのは、あけみしかおらん。」と母は言った。私はお金渡すことくらいしか出来ないからなぁと思いながら母に「お盆に母さんとリョウジ(私の弟・未婚)でお寿司食べたらええやん。」と話すと、母が「リョウジ、お寿司も刺身も買ってこなくていいって言うんや。買ってきても食べへん。」と言ったので、私の弟は急にアニサキスを気にするようになったのかな…と思ったが「それやったら好きなように使ったら良いよ。」と母に伝えた。

そして、母と一緒に伯父さんの家へ行った。急に押し掛けたにも関わらず、伯母さんが笑顔で出迎えてくれた。伯父さんの仏壇にはたくさんの果物が供えてあり、たくさんのしきびに明るいロウソク、そして線香の煙が立ち上がり、伯母さんが必要以上に鐘をチンチンチーン!と鳴らしながら「父ちゃん!あけみちゃんが来たで!」と言った。そんな情景に父の仏壇とは違ってとても賑やかで私は思わず笑ってしまった。あと、伯父さんの遺影がポスターかと見間違えるほどB3用紙のサイズくらいあって「おっちゃんの遺影、デカすぎて仏壇からはみ出てしもとるやないかー!!」と心の中で叫んだりもした。本来なら伯父さんを偲ぼうと思って伺ったのだが、伯母さんがずーっと遺族年金のことや新しく買った冷蔵庫の話をしていたので、結局、伯父さんを偲ばずに帰ってきた。伯父さんが笑ってくれてたらいいのだけれど雑談をしただけだなんて、なんだかなぁ。