会社の未来は…

仕事はとても好きだ。勤めている会社は零細企業に近いくらいの小さな小さな会社だけれど、引き受けた大きな仕事を残業して締め切りまでに終わらせると達成感があって、それがまた良い出来だと次の仕事へと繋がっていくし、良好な信頼関係を築いて会社の印象を良くしていこうというやり方を今まで繰り返してきたので、会社の業績が良くなるのであれば私は社畜でも厭わないという考えを持っている。けれど、専務が退職して現在の社長を軸とした業務になってからというものの、私がいくら頑張っても得体の知れない不安感が拭えずにいる状況が続いている。

この内容を書けば書くほど暗くなるし長くなるのだが、今日、「あれも違うこれも違う変な見積もり出してきて、何を考えてるんやろうな。おたくの社長、もう、信用でけへんわ。」と現場先で元請けの副所長さんが言っていたというのを聞いた。私は胸がギューッとなった。退社時間前に、後輩と営業部長と私とで会社のことについて意見交換をして皆が思うことを共有した。残念だけどあまり良い話ではない。

そんなことがあったので、いつもより遅い時間に帰宅する。それからすぐに飼い犬と散歩。大きな三日月に追いかけられながら飼い犬と駆ける。デブでババアの私は途中でしんどくなってきたので、長州力の真似をしながら「ケン！待てコラ。たこコラ。速いぞコラ。」を連呼して走った。不審者情報に出てたらどうしようかと思ったが、コラコラ言ってたらなんだか楽しくなってしまっていた。